麻痺あれこれ

オトガイ神経麻痺(下歯槽神経麻痺)になると、オトガイ部の知覚神経が麻痺(鈍麻)することで、センサーを失った下唇下制筋や口角下制筋などが動作困難となり、ひどくなると短縮・拘縮を起こします。 結果として見た目に、下部赤唇が切…

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顔面神経麻痺と頭痛

    口や顎関節の異常は、側頭筋に痛みを生じやすく緊張型頭痛の原因となります。 当院にて顔面神経麻痺の治療をされている患者様の中にも多くいらっしゃいます。 顔面神経麻痺では、口の開閉などがうまくできなくなるので、長い期…

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日常生活の中で、食べたり話したりしている時に、「どの筋肉をどうのように使って、この表情を作っている」と考えている人は少ないと思います。しかし顔面神経麻痺になり表情筋の動きがなくなると、そのあたりを少し知っておく必要があり…

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顔面神経麻痺では急性期と慢性期で症状が異なります。 急性期には弛緩性麻痺による機能不全がおき、安静時に鼻唇溝が浅くなったり口角が健側に偏ったりします。顔の表情をつくろうとしても、思うように動かなかったり、まったく動かせな…

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顔面神経麻痺の共同運動について

顔面神経麻痺の後遺症で多いのが共同運動です。 共同運動とは麻痺発症後3~4か月後からでてくるもので、口の開閉に伴い目が動いてしまうといったものです。 まばたきをすると口角があがってしまったり、「う」の口をすると目が閉じて…

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顔面神経麻痺の検査

顔面神経麻痺の検査でENoGというものがあります。 エレクトロニューログラフィーと読みますが、麻痺の予後を調べるのに病院等で用いられています。ENoG値が41%以上であれば麻痺一ヶ月でほとんどが完全治癒し、21%以上であ…

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顔面神経ってどんなふうに走っているの?

患者さんによく聞かれるので、顔面神経の走行を図にまとめてみました。 どこで障害されるかによって現れる症状は異なります。 表情筋の麻痺だけでなく、唾液や涙の分泌障害も出現するのは、顔面神経が運動線維のほかにも、感覚・副交感…

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